CB-3000 貞操具

CB-3000 は、CB-2000, The Curve の次に登場した CB-X シリーズの3作品目で、CB-2000 のデザインを踏襲した後継デバイスです。これまでの CB-2000 での不満点を解決した意欲作で、CB-2000 に続くベストセラーとなりました。

CB-2000 との最大の違いはペニスの形状をした流線型のフォルムでしょう。ペニス全体をペニスケージがやさしく包み込むエロティックなデザインと、それでいて射精は許さない機能性との矛盾が購入者の欲情をかき立てます。

CB-2000 に比べて出っ張りが少ないため下着を履いた状態で違和感が少なくなっていますが、ペニスケージが斜め下に真っ直ぐと伸び、長めに設計されているため、亀頭部分がやや盛り上がって見えます。

リングはこれまでの閉じた O型から下端を軸に開閉可能なリングに変更されており、ペニス全体の挿入が非常に簡単になりました。Oリングを開いてペニス全体を通した後、閉じて O型に戻します。なお、現在の CB-3000 は CB-6000 と同じ U型のリングが採用されているようです。

南京錠を施錠することで Oリングとペニスケージが連結され、ペニスと陰嚢が拘束される事によって離脱が不可能となります。CB-2000 同様、リングサイズとペニスケージまでの隙間を調整できるスペーサーが複数同梱されており、様々なペニスサイズに適合するようになっています。

装着時はペニスは下向きに固定され、排尿の際はペニスケージ先端に縦に開けられたスリットから用を足します。立ったまま小便器での排尿も可能ですが、弛緩時にはペニスがスリットに真っ直ぐ接していないことがあるため、大便器を使った方が無難です。

CB-2000 に比べて隙間がなく、亀頭先端以外、ペニスにほとんど触ることができません。このため通気性の悪さと衛生の維持が懸念されますが、ペニスケージには性感帯部以外の箇所にいくつかホールが設けられており、各ホールから水を注入するなどしてペニスを洗浄することができるようになっています。

装着した状態ではペニスを握ることは不可能で、自慰を行うことはできません。また、貞操帯全体を揺すってもペニス全体がそれに合わせて動くため快感を得ることはできません。ただし、ペニスが弛緩した状態では揺することで内壁に擦れて若干の快感を得られますが、勃起と共にこの快感は消えるため、射精には至れません。

装着者は日常生活においてこの微妙な刺激を絶えず強制的に与えられることになり、勃起によって快感が消えるというもどかしいサイクルを延々と体験することになります。このため貞操具を装着しないときと比べて性欲が高まり、カウパー腺液（我慢汁）が出やすくなります。

装着感とセキュリティー

軽量なポリカーボネート製で装着が楽なこともあり、装着したままスポーツをすることもできますが、股間をぶつけるような危険なスポーツは避けるべきです。

セキュリティーを向上させるには可能な限り小さな Oリングを選択すべきです。また、POI (Points Of Intrigue) や KSD と言ったペニスをペニスケージから抜けにくくする専用のデバイスも販売されています。これらをペニスケージの中に挿入して施錠することでペニスの抜き取りに対して抵抗するようになっています。

長時間装着すると皮膚と貞操具が圧着して痛みを伴うことがあります。装着はやや大きめの Oリングから始めて皮膚を慣し、徐々に小さなリング・スペーサーに切り替えていくのがベストです。また、付属の潤滑剤やオロナイン軟膏のなどを接触部分に塗ると装用が楽になります。

いくつかの問題点はあるものの、全体的に完成度が高く価格もリーズナブルでカラーバリエーションもあるので、貞操具を検討されている方の選択枝に加えてよい製品と言えるでしょう。

中華製の偽物に注意！

Amazon などの大手ネットショップを見ると明らかに偽物と分かる粗悪な商品が堂々と売られています。レビューや値段を見れば分かりますが、粗悪品はバリが出ていて皮膚が傷ついたり簡単に割れてしまったり、しかもヒンジが外れてしまうなど、最初から貞操具としての役割を果たしていなかったりと酷い状態のようです。

貞操具は身につけるものですから安易にこのような偽物を買うのは安物買いの銭失い以外の何物でもありません。十分注意するようにしてください。

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