Latowski は名前の響きからはロシアの印象がありあすが、Neosteel と同じくドイツに拠点を置く貞操帯メーカーです。
Latowski は貞操帯の中でも珍しいパンツ型で、前は股間全体を、後ろは臀部全体をスッポリ金属で覆ってしまうユニークな形状をしています。このため採寸が非常に難しく、Latowski 貞操帯を注文するにはデュッセルドルフから電車で現地まで出かける必要があります。
また貞操帯の製作に時間を要するため、1回目の採寸訪問の後、フィッティングのためもう一度現地を訪問しなければなりません。従ってヨーロッパ外に在住の方は製作に非常に費用のかかる貞操帯となります。
また、現地で行動するためにある程度の英語・ドイツ語力が必要となります。ドイツは比較的英語の通じやすい国ですが、ドイツ語が理解できた方が有利であることはいうまでもありません。
なお、Latowski は男性用貞操帯のみ取り扱っています。
構造・特徴
Latowski 貞操帯は一言で言えば「金属パンツ」と言えるでしょう。そう、貞操帯ファンなら誰でも一度は憧れた、夢の金属パンツです。
下腹部から股間全体を体のラインに沿ってスッポリと覆ってしまいます。臀部も尻の形に添って流線型に型取られてスッポリ覆われます。装着すると股間を包み込まれるような安心感と拘束感があります。
ポリッシュで磨かれた光沢のあるフォルムとシンメトリーのデザインは一種の芸術品の域に達していると言えます。
Latowski 貞操帯は股下の部分で前後に分割するようになっており、腰の左右で連結して南京錠で施錠します。ペニスと陰嚢はチャンバーと呼ばれる専用のラバー製のパッドの中に別々に入れられます。
施錠されると貞操帯全体が股間に密着するため、動かしたりすることはほとんど不可能です。また、チャンバーは幅広く股間を覆っており、指などを入れてペニスに触れたりペニスを引き抜いたりすることはできません。
セキュリティ
他の金属製貞操帯に比べて厚さ 1mmの薄いステンレスが用いられていますが、各所とも幅が広いので切断に十分に耐えられる強度があり、貞操帯を持つとずっしりとした重さが伝わります。
最も薄いのはアヌスの部分で左右それぞれ 15mmの幅があります。この部分は切断強度を上げるためエッジが太めのステンレスで補強されており、十分破壊に耐えられるようになっています。
腰回りをタイトに締め付けて固定するため、抜け落ちたり故意に取り外したりすることは一切できません。
股間部はチャンバーと呼ばれるねずみ色のラバーによって陰嚢まで全て覆われます。チャンバーはペニスを格納する部分と陰嚢を格納する部分に分かれ、それぞれ隔離して拘束されます。
陰嚢格納部はやや幅狭い印象で、奥に深くなっています。陰嚢は少し左右を整えて押し込むようなイメージでチャンバー内に挿入します。
一方ペニスは専用のペニスホール内で下向きに維持され、勃起することは許されません。ペニスホールの入り口はチャンバー内のやや奥まった位置から始まっているため、ペニスの 2/3 程度がホール内に格納されるような構造となります。
施錠されるとチャンバーが股間部に圧着した状態を維持させられるため、チャンバー内に指を入れたりペニスを引き抜いたりすることはできません。
また、貞操帯全体が体にキツく密着しているため、貞操帯を揺すったり床にこすりつけたりしてもほとんどペニスに刺激は伝わらず、不正な射精は不可能です。もちろんバイブの刺激も伝わりません。
貞操帯を連結する南京錠は小さなものが使用されており、家庭用工具でも簡単に破壊できてしまうため、南京錠全体をステンレスで覆って保護するセキュリティの高いモデルを選択すべきです。
電撃キット
Latowski は貞操帯の中で唯一、常時装着型の離脱不可能な電撃装置を備えています。
電撃キット自体は Neosteel や Dreamlover などが既に販売していますが、常時装着が不可能であったり簡単に取り外せたりと実用に満たないものばかりです。
Latowski の仕組みは車の電気系統と同じように貞操帯全体がチャンバー下端のと繋がって負極となり、導電性ゴムの陽極がペニス根元下側に取り付けられています。
Latowski のみが現時点で常にペニスに電撃を与える恐怖を装着者に与えながら日常生活を送らせることができる唯一の貞操帯です。
電池は通常利用であれば1ヶ月程度は持つため、これを装着された場合、装着者は管理者に逆らうことは恐ろしくてできなくなります。電池の充電・交換は貞操帯を外す必要があります。
電撃の強さは 10段階で調整でき、最初の 1~3程度であれば気持ちよいと感じる人もいるでしょうが、それ以上は苦痛でしかありません。10レベルにもなれば床に足を付けて悶えざるを得ません。十分に効果的な装置となっています。
また、トランシーバーは 2種類用意されており、それぞれ 150m と 800m の送信可能距離があります。
快適性
Latowski は数ある貞操帯の中でも最もフィッティングが重要な貞操帯であり、ウェスト周りが少し変化しても装着が苦しくなったりセキュリティが下がったりします。
このため、Latowski にはウェスト周りを左右それぞれ 2段階で調整できるようになっています。調整幅は各 14mmです。
また、腰の部分は接触を和らげる透明のラバーが貼り付けられていて装用感を上げています。
全体的にどこかに集中して負荷がかかるようなことはなく、全体がしっかりと締め付けられた感覚を維持しながら、それでいて股間部はゆったりと装着できます。
排尿
元々ペニスの締め付けはゆるい貞操帯ですから、排尿は貞操帯を装着したままスムーズに行えます。
排尿するとチャンバー下部に開けられた穴からほぼ垂直にドボドボと尿が排出されます。このため小便器での排尿は不可能で、常に個室を利用する必要があります。
排尿後は衛生を保つため、チャンバーの左右から注射器シリンダーを差し込んでペニスに水を噴射することができます。
ただし、これでは十分な洗浄は望めないため、長期装着と共に臭いはどうしても発生してしまいます。外出時にはシリンダーを持ち歩き、トイレの前に水を溜めておいて、排尿後に流し込むようにするのが良いでしょう。
シリンダーでペニスに水を噴射する刺激は装着者にとって気持ちの良いものですが、射精には到底至れない微弱な刺激です。
排尿後はしっかりと水分を拭き取らないと、後から水尿がにじみ出てきて不快な思いをします。できれば下着と排尿穴との間に吸収剤などを挟んでおくと安心でしょう。
入浴時にはホースなどを使って排尿穴から石けん水を流し込みペニスを洗うなどの対策が必須となります。
排便
肛門部分は左右に大きく分かれて開いているため、排便は非常にスムーズに行えます。
ただしオプションのアナル接触を阻害するバーを取り付けると排便は非常に困難になるため実用的ではありません。プレイのためのオプションと考えてください。
運動・スポーツ
歩行やある程度の走行は問題なく行え、長時間椅子に座ることも可能です。一方、スポーツ等の運動は下腹部を圧迫されるためやや厳しいと言えます。
他の貞操帯に比べて股間部をぶつけたときの衝撃や安全性は高いですが、異音がするため避けた方が賢明でしょう。
長期装着
Latowski は見た目の厳つさに反して長期装着可能な目立たない貞操帯です。Latowski を装着した状態でズボンを履いても外部からは貞操帯を装着していることはほとんど分かりませんし、歩き方も不自然には見えません。
ただし、しゃがんだりお尻を突き出したりすると、股間部が突出して見えるため注意が必要でしょう。また、貞操帯を装着していることを悟られないようにするためには、おどおどせず堂々と振る舞う方が良い結果に繋がります。
チャンバーも含めて経年変化に耐えうるデザインで長期利用が可能であると言えるでしょう。
注意点ですが、貞操帯の内側は磨かれておらず、やや粗い加工となっています。特にチャンバーと内壁との間は水分が溜まりやすいため、掃除を怠ると錆が発生したりすることがあります。
また、電気系統が弱いため、電撃キットをオプション追加する場合は電池の脱着、チャンバーの取り扱いは丁寧に行うべきです。さもないと挿入部分の破れや断線などの不具合が生じることがあります。
なお、チャンバーは大きさ別に 3種類用意されており、チャンバーのみを注文することが可能です。この場合ドイツまで訪問する必要はありません。メールで注文可能です。
価格
手作りで製作に非常に手間がかかる割に 1,065EUR~1,210EUR(日本円で約 12万円~15万円) と良心的な価格設定になっています。一方、電撃オプションは 595EUR(約7万円) とやや高めの価格設定です。
Latowski は2度渡欧しなければならないため、貞操帯本体の価格よりも旅費の方が嵩みます。貞操帯を作成する場合の総費用はおおよそ 30万円から40万円程度を見込んでおくべきでしょう。
お勧めの組み合わせ
Latowski はオプションがあまりないため、特にお勧めの組み合わせはありませんが、電撃キットは是非付けるべきでしょう。なぜなら Latowski は世界で唯一、管理者が遠隔で電撃を与えることができる常時装着可能な金属貞操帯だからです。
電撃キットは 2種類ありますが、特に理由がなければ飛距離の短いもので十分です。是非、逃れられない電流の恐怖と服従感を味わってください。
また、南京錠の破壊を守るセキュリティーシールドは必ず付けるようにしましょう。
写真:Latowski