尿道プラグ付き貞操具は文字通り貞操具に尿道プラグが備わった上級者向けの貞操具です。中には尿道プラグとペニスピアスを併用した非常に厳しい貞操具も存在しています。
尿道プラグをペニスの奥深くまで差し込みペニスを串刺しにすることで、装着者がペニスを引き抜こうとすることを防ぐと同時に排尿時の導尿の役割も果たすよう設計されています。
尿道プラグ付き貞操具は主に海外で製造・販売されていましたが、最近では日本国内でも輸入代理店などを通じて気軽に入手できるようになってきました。
構造・特徴
尿道プラグ付き貞操具はペニスケージ内に尿道プラグを備えています。希にペニスケージを持たず尿道プラグのみでペニスを固定する剥き出しのタイプも存在します。
さらにこの写真のようにプリンス・アルバートタイプのピアスを併用して尿道プラグと連結し、ペニスをペニスケージから決して抜き取れないようにする物も存在します。
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尿道プラグには排尿のためのホールが設けられており、装着した状態で排尿することが可能になっています。
尿道プラグの素材は基本的にはステンレス製で、医療用シリコンなどを用いたタイプも存在しています。高価格の貞操具は医療レベルのサージカルステンレスを用いるなど安全性やアレルギーに対しても配慮がなされています。
尿道プラグの目的は不正行為の防止
尿道プラグをペニスに差し込まれるとプラグの先端が尿道内部に留まります。この状態で貞操帯を揺すって自慰行為をしようとするとどうなるでしょうか。
尿道プラグの先端は尿道内で激しく擦れて痛みを伴い、内出血に至ることになります。尿道内部に傷が出来ると尿(アンモニア)が通過する際に激痛を伴います。装着者は二度と自慰行為をすまいと心に誓うでしょう。
さらに貞操帯から不正にペニスを抜き取ろることが出来るでしょうか?
しっかりと締められた Oリングの向こう側にあるペニスにはしっかりと尿道プラグが差し込まれています。キット抜き取る行為自体をためらってしまう装着者もいることでしょう。
尿道プラグの先端位置が大事なポイント
仮に尿道プラグのない普通の貞操具でスリップアウトしてしまう方がいたとします。
そんな方がセキュリティ目的のために尿道プラグ付き貞操具を選ぶ際に確認してもらいたいのがプラグの先端がどの位置にあるかです。タイプは2つに分かれます。
Oリングの手前 |
尿道プラグがペニスケージを内を通過し、Oリングの手前で止まっているタイプの貞操具です。このタイプの貞操具はセキュリティーに対してはあまり大きく貢献しません。 尿道プラグなしでも貞操帯を外せない装着者が、さらに自慰行為を厳しく禁じられセキュリティーも補助的に向上させるために選ぶべきです。 一般的にこのタイプの貞操具は長めの尿道プラグを備えています。 |
Oリングより奥 |
尿道プラグが Oリングより奥まで伸び、ペニス内部にまで食い込んだ状態で施錠される貞操具です。このタイプの貞操具はセキュリティ向上によく貢献します。 尿道プラグが奥まっているため、貞操郡上部からペニスを抜き取ろうとしても内部の尿道プラグがそれを許しません。しっかりとフィットした Oリングを装着している場合、ペニスを抜き取ることはほぼ不可能でしょう。 一般的に今タイプの貞操具はペニスケージが短くなっています。 |
外から抜き取れるタイプは一工夫を
尿道プラグ付き貞操具には尿道プラグをペニスケージの先端から抜き取れるタイプの物が存在します。
このタイプの貞操具はそのままではセキュリティ上の意味を成しません。貞操具を施錠した状態で尿道プラグを簡単に抜き取れてしまうからです。
しかし、このタイプの貞操具は貞操具を装着した後から尿道プラグを差し込めるメリットがあります。
試してみると分かるのですが、尿道プラグを挿入しながらペニスケージにペニスを入れていくのは慣れが必要で時間がかかります。その点、尿道プラグを後挿し出来る貞操具は、まず貞操具を装着し、やや勃起したペニスに潤滑油を塗った尿道プラグを滑らせるように押し込んでいけばよいため、装着が簡単です。
また、このタイプの貞操具は尿道プラグなしの貞操具としても利用できる汎用性があり、プラグになれてきたら固定ネジ部分を瞬間接着剤で固定してしまうことで、固定式の貞操具にすることが出来ます。
装着感とセキュリティー
尿道プラグ付き貞操具は尿道内に常に異物を挿入するため、装着感はあまりよいとは言えません。動く度に尿道プラグがペニスの中で存在を主張します。また、勃起の際にもペニスの内部をえぐられるような感覚があります。
尿道内部がまだ鍛えられておらず敏感な方はこのような刺激であっても出血してしまうことがあります。出血するとカウパーし腺液と血液が混ざった粘性のある液体が尿道口より出てきます。
このため尿道プラグ付き貞操具を装着する前に尿道ブジーなどで尿道を慣らしておくことを強くオススメします。また、貞操帯を装着する場合もいきなり長期装着などせず、少し装着して休めるなどして尿道に抵抗力を付けていってください。
それが出来れば尿道をいつも刺激されることが逆に被虐的で気持ちよく感じることもあるでしょう。
尿道プラグ挿入の際には潤滑油を
尿道プラグはそのままの状態では尿道壁との摩擦が大きく、スムーズに挿入できません。そこでカテーテルを挿入する際にも利用する減菌オリブ油やグリセリン、キシロカインを使います。
また、尿道プラグは金属製の場合は煮沸消毒し、挿入時にはゴム手袋をするなどして直接手で触れないようにすることで不用意な感染症から免れることが出来ます。もちろん尿道内が傷ついているときはプラグを挿入せず、傷が癒えるまで安静にしましょう。
通常の貞操具よりもセキュリティは高い
尿道プラグ付き貞操具は物理的にセキュリティが高いのはもちろん、精神的にも通常の貞操具よりもセキュリティーが高いと言えます。これはピアス式貞操具と同じ理由からです。
人間誰しも自分の体が傷つくことを恐れます。自慰行為を行えば体が傷つくことが分かれば普通の人間であれば自慰を躊躇します。尿道プラグによる自慰の自粛効果は高く、長期間射精できずフラストレーションが溜まった状態であっても装着者は自慰をしようとは思いません。
特に尿道プラグが Oリングよりも奥にある貞操具は物理的にも脱出が不可能であるため、装着者が射精に至る可能性はほとんどないと言えます。
排尿は容易
尿道プラグ付き貞操具の排尿は、専用のプラグが付いていますからとても簡単で、立って用を足すことが出来る方もいるでしょう。
若い男性など、排尿時の圧力が強い人は尿道プラグの空洞が細すぎていつも通りのスピードで排尿できず、尿道プラグから漏れた尿がプラグの脇を伝って尿道口から漏れてきます。
一方で排尿時の圧力を下げようとしてゆっくり排尿すると、排尿自体はある程度うまくいきますが、残尿感が残ったり排尿機能が低下したりすることがあるようです。
このため無理に小便器で用を足そうとせず、個室で排尿する方が後処理が楽になり賢明と言えるでしょう。
運動はほどほどに
尿道プラグ付きの貞操具は運動性能にはやや難があります。常に股間に爆弾を抱えている状態ですので、股間の殴打はもちろん転倒や接触の可能性のあるスポーツ、激しい運動を伴うスポーツも控えるべきです。
パンツはボクサーブリーフタイプのしっかりとしたホールド感のあるものを使用し、尿道プラグが不用意に動かないようにしてください。
装着者は常に自身の置かれている状況を理解し、周囲に気を配って生活しなければなりません。
写真:denyingthumper.com, xvideos