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QIUI CELL MATE 貞操具

QIUI は中国の広東省に位置する新しい貞操具ブランドです。

これまで数々の中華製偽造貞操具・貞操帯が世に出回ってきましたが、中国にもようやくアイデンティティを打ち出すメーカーが登場したことは嬉しい限りです。

QIUI のリリースする CELL MATE 貞操具は、タイムロックや Bluetooth 遠隔操作に対応し、キーホルダーによる主従関係の射精管理はもちろん、セルフコントロールによる射精管理も可能にした意欲的な作品と言えます。

CELL MATE は当初「QIUI Toy」と呼ばれており、ペニスチューブは安価で粗悪なプラスチック製でバリが残っていたり、ロックの機構精度が悪く外れなくなったりと安全面で難のある製品でしたが、CELL MATE になって改善が進み実用レベルになりました。

ウェブサイトは日本語には対応しておらずドル決済になりますので、心配な方は本サイトも公認している Tarantula などの輸入代理店などを経由するとよいでしょう。アプリケーションや取扱説明書は日本語対応していますので、購入さえできれば操作に困ることはありません。

テクニカルセンターも機能しており、トラブル時の対処にも応じてもらえます

構造・特徴

QIUI CELL MATE 貞操具は一般的な貞操具と同様にペニスを格納するチューブと陰嚢の裏側からペニス全体を締めるリングの2つから構成されており、ペニスチューブはネオプレン表面仕上げのポリカーボネート樹脂製、リングは金属製となっています。

従って CELL MATE 貞操具から脱出するには硬い金属リングを破壊するか、ペニスが傷つかないようポリカーボネート樹脂を破壊するかしかなく、困難を伴います

サイズはペニスチューブの長さに合わせて Short/Long の2種類用意されています。

Oリング

メッキコーティングされた金属製のリングは円形ではなく身体にフィットするよう下側が身体方向に湾曲しており、より快適なフィット感が得られるよう工夫されています。

貞操具を常時着用する際に一番問題となるのが、この Oリングの締め付けです。特に朝勃ちの締め付けで寝不足になる人は多く、各貞操具メーカーはその形状に工夫を凝らしてきました。

QIUI CELL MATE はまず、Oリングを金属製にすることでセキュリティを上げると共にリングの厚みをプラスチック製より薄くし、締め付け範囲を減らすことで快適性を上げています。そして、Oリングを湾曲させ陰嚢の可動領域を広げることで締め付けを和らげています。

リングのサイズは Small(47mm, 94g), Large(51mm, 105g) の2種類が同梱されていますから、最適なサイズを選択してください。

ペニスチューブ

ネオプレン表面仕上げのポリカーボネート樹脂製、直径 35mm のペニスチューブはストレートに下側に伸びており、先端には排尿用の 9mm のスリットが縦に開けられています。

また、ペニス先端部分の両サイドにもスリットが設けられており、シャワーなどを流し込むことでペニスを洗浄できるよう工夫されています。他の貞操具と比較して洗浄性は高いでしょう。

一方、ストレートに下を向いたペニスチューブは下着を履いたときにやや目立つ構造となっています。また椅子に座った際にチューブの突き上げがあり多少の不快感を伴います

ペニスチューブ自体は勃起をある程度許容しますが、Bluetooth コネクタ部の膨らみによって下着を履いたときにそれなりのボリュームを主張してしまいます。

なお、ペニスチューブは購入時に Short(100mm, 74g)/Long(120mm, 80g) のどちらかを選択してください。Oリングと異なり、1種類のサイズしか同梱されていません。

錠・鍵

ロック機構は CELL MATE 貞操具の最もユニークな特徴と言えるでしょう。次の手順で解錠および施錠します。

  1. QIUI スマホアプリ(Android/iPhone 対応)をダウンロードし、ユーザー登録します。
  2. CELL MATE のフロントにあるボタンを押下し、赤点滅させます。
  3. マホ側の Bluetooth 機能を有効にし、CELL MATE を検索します。
  4. 接続が確立されると CELL MATE の LED は青色点灯します。
  5. スマホアプリの「Open」ボタンを押下して解錠します。
  6. 貞操具をペニスに装着します。
  7. ロックピンを手で押し込んでロックします。

CELL MATE に鍵は存在しません。Bluetooth 接続を行い、スマホアプリからでのみ解錠できます。従ってバッテリーが切れると解錠できなくなりますから、管理者はアプリでバッテリー残量を確認する必要があります。

バッテリーの利用可能期間は 8~12ヶ月で充電できませんから、残量が少なくなったら QIUI とコンタクトを取ってバッテリーを購入する必要があります。バッテリーは China Rechargeable Li-ion Lithium Battery 14200 1.25mm interface を使用しているとのことです。

なお、IPX7 相当の防水機能を備えており、30分程度の入浴であれば問題なく行えるようですが、実際のところ電池蓋は左右を2箇所止めるだけの簡易的な作りになっており、防水性能には疑問の余地があります。

装着方法

少し古い動画ですが、こちらの動画がわかりやすいでしょう(バックミュージックの著作権が気になります)。

特徴

QIUI CELL MATE の醍醐味はスマホアプリケーションによる多彩な射精管理機能にあります。これらの機能を駆使して貞操帯ライフを楽しんでください。

タイムロック機能

解錠時間をセットすることで指定時間まで解錠できなくします。セルフ管理に役立ちます。
期間は1年以上設定することもできますが、バッテリーを考慮すると1年以内に解錠する必要があるでしょう。

管理権限譲渡

自身のデバイスの管理権限を指定したユーザーに与えます。これを行うと自分自身でデバイスを操作することができなくなり、解錠できなくなります
譲渡する期間を選択できますから、ネット上の不確かな管理者に一時的に管理権限を委ねたり、信頼できる管理者に永遠に権限を譲渡したりなど、幅広い使い方ができます。

解錠履歴機能 デバイスがいつどこで解錠されたか全て記録されます。管理者を指定していれば管理者にも全て通知されます。不正行為はできません

セキュリティ

QIUI CELL MATE は必要最低限のセキュリティ性能を備えています。

金属製の Oリングは破壊を困難にし、ロック周りも金属で覆われロックピンへのアクセスを拒みます。一方で広めに湾曲したリングの功罪で陰嚢の小さな方はスリップアウトする可能性がありますので、小さめのサイズを選択してください。

ペニスのホールディングは、電池の格納部分がちょうどペニス根本の上側に位置し、これがペニスを上から押し付けることによってペニスが抜けにくくしています。

ペニスが極端に小さな人には向いていませんが、仮にペニスを抜き取っても陰嚢は抜けないため、装着者は再び自分の手でペニスをチューブの中に入れることになります(ペニスを抜いたままでは陰嚢が引っ張られて痛いため)。

ペニスチューブは洗浄用の大きめの穴が複数空いていますから、棒などを差し込んでペニスを刺激することはできますが、指は入りませんから射精に至るような刺激をペニスに与えることはできません

ペニスチューブは上下一体形成されており、その部分から割れやすい傾向はあります。ぶつけたりしないよう大切に扱ってください。

破壊耐性

QIUI CELL MATE は意外に破壊耐性のある貞操具です。

Oリングは金属製でありプラスチック製より破壊が困難であることは言うまでもありません。ロック機構部分も金属で覆われ、ロックピンは完全に機構の中に格納されるだけでなく反対側から押し出せないようになっており、厚みもあることから破壊は困難です。

ペニスチューブ部はポリカーボネート樹脂製ですが、ペニスと直接接しているため破壊に対する心理的抵抗を誘発します

また、他メーカーで見られるようなペニスの抜き取りを困難にする構造上の工夫やスパイクリングなどのオプションはないため、一般的には膨張率が低く大きめのペニス向けの貞操具と言えます。

快適性

QIUI CELL MATE の表面は滑らかに成形されていて装着感は快適です。また Oリングは金属製でありプラスチック製より厚みがないことから長期間の装着に向いています。

Oリングの金属化により膨らみを軽減していますが、ペニスチューブは Bluetooth の電気機構を格納するための厚みが必要であり、下着を装着した際のシルエットは少し膨らみを覚えます。

また、全体の重量が 180g ほどあって一般的な貞操具より重いため、陰嚢に負担がかかりますから、紐などで腰と Oリングを結んで負担軽減を図ると良いでしょう。自身の装着スタイルが確立できれば10日以上の連続装着も可能な貞操具です。

ペニスチューブ先端のスリットから排尿できます。小便器で排尿することもできますが、ペニスが小さな人はスリットまでの距離が長く上手にスリットから排尿できない場合もあります。この場合は大便器を使う方が良いでしょう。また、排尿後はよく水切りをして臭いの原因を作らないようにします。

日本でも装着者が増えており、Twitter などでもコメントを見かける機会が多くなりました。これまでの貞操具は欧米のメーカーによるものがほとんどであり大きめのサイズがデフォルトでしたが、アジアメーカーからの貞操帯はアジア人サイズで設計されるため、日本人にとっては良い材料と言えるでしょう。

排尿

ペニスチューブ先端のスリットから排尿できます。小便器で排尿することもできますが、ペニスが小さな人はスリットまでの距離が長く上手にスリットから排尿できない場合もあります。この場合は大便器を使う方が良いでしょう。また、排尿後はよく水切りをして臭いの原因を作らないようにします。

排尿後はよく水切りをし、ティッシュペーパーを挿入するなどして残尿をきれいに取り除きます。幸い CELL MATE はスリット幅も大きく左右にも洗浄スリットが設けられているので作業は容易なはずです。

運動

貞操具に重みがあるため激しいスポーツは向いていませんが、コンプレックスアンダーショーツのような体にピッタリフィットする下着を装着することである程度軽減できます。

ただし、コンタクトの多いスポーツは人や地面などの接触により機械が損傷したり、ロック機構が歪んで解錠できなくなったりする可能性があるためお勧めしません。

こんな人にお勧め
  • 新しい物・新しいデザイン好きな人
  • 遠隔管理に興味のある人
  • 自分で管理者を見つけられない人
  • 意思が弱くすぐに解錠してオナニーしてしまう人
  • ペニスが大きめの人
  • CB-X シリーズで陰嚢が激しく痛む人
  • 南京錠の施錠スタイルがしっくり来ない人
輸入代理店

 TARANTULA

問題点
  • 人によってはスリップアウトする
  • 解錠作業が面倒
  • ペニスチューブはプラスチック製なので壊れやすい
  • CB-X シリーズに比べてやや値段が高い
  • 充電できない(とされている)
  • 電池が切れると解錠できない
  • ロックピンと差込口の精度にバラツキがあり、解錠できないトラブルがある
  • 電子機器なので浸水や接触による故障の心配がある
  • 節電のため Bluetooth 接続はすぐに切れるので、いちいち再接続するのが面倒
  • 防水性能が弱いとの報告がいくつかある

写真:QIUI, chastity mansion, 69desirs

コメント

  1. 匿名 より:

    詳しい情報もまとめられていてありがたいです。
    やはり電池部分の厚みはそれなりにあるのですね。

  2. 匿名 より:

    このQIUIを持っていましたがお風呂とかに入るとどうしても防水性があまり良くないらしく故障しました。
    バッテリーは公式に問い合わせたところCR14200 1.25mm interface を使用しているとのことでした。

    • cbmaster より:

      情報ありがとうございます。
      記事に反映させて頂きますね。

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