貞操帯の世界にはじめて飛び込んでみたいけど、実際にどんな貞操帯がいいのか、どうやってパートナーを探すのかなど悩みは多いはずです。また射精管理をする側も、パートナーの探し方はもちろん、管理の方法もしっかりとした知識が必要です。
実は射精管理調教は管理される側より管理する側の方が難しいかもしれません。知識もなく射精管理を行うと貞操帯の装着者をいたずらに傷つけてしまうだけになってしまいます。
ここでは貞操帯初心者の方を対象に貞操帯や射精管理についてわかりやすく紹介していきます。
貞操帯の選び方
貞操帯は常時休みなく装着するものですから貞操帯選びはとても重要です。また、貞操帯は射精管理の目的や度合いによっても最適なものがあります。以下のアドバイスを参考にご自身に最も合った貞操帯を探してくださいね。
とにかく貞操帯を試してみたい方
射精管理してくれるパートナーもいないけど、とにかくすぐに貞操帯を嵌めてみたいと言うあなたは、値段も装着感も手頃な「貞操具」からはじめてみるのがよいでしょう。
貞操帯 |
貞操具 |
貞操具とは、ペニス(および陰嚢)にのみ装着するタイプの貞操帯のことで、本格的な貞操帯のようにウェストベルトやフロントシールドを持たず、コンパクトで装着しやすいのが特徴です。
日本でも販売されていて入手しやすく、ある程度の信頼性と実績のある貞操具にはこのようなものがあります。
CB-6000 詳細 |
CB-6000S 詳細 |
ライカーズ詳細 |
ペニスサイズが平常時に 7cm未満と小さめの方にはペニスケージが他よりも短い CB-6000S をオススメします。それ以上の場合は CB-6000 とライカーズのどちらでもよいですが、ライカーズの方が装着感がよいでしょう。
反面 CB-6000 にはペニスのスリップアウト(弛緩時に自然に抜け落ちてしまう現象)を防止するためのサードパーティオプションが販売されているため、セキュリティを重視する方には CB-6000シリーズが適しているかもしれません。
もしどうしても決めかねるのであれば装着感のよいライカーズをオススメします。
それ以外にもプラスチック製の貞操具はたくさんありますが、機能として不十分だったり長期装着が困難だったり、海外から英語で注文して輸入しなければならなかったりと面倒です。
もっと頑丈な貞操具を試してみたい方
プラスチック製ではいざとなったら破壊できるので今ひとつ物足りないという方も多いでしょう。そんなセキュアな貞操具を体験してみたいなら金属製の貞操具があります。
その中でもペニスの根元を締めるリングのサイズが選べるタイプがよいでしょう。そのような金属製の貞操具で日本国内で入手可能なのはこのようなものがあります。
スチールケイジ詳細 38mm,45mm,51mm |
ジェイルハウス詳細 40mm,45mm,50mm |
BON-4 詳細 40mm,44mm,48mm,52mm |
製品名の下に付属するリングの内径(mm)を記してあります。
ペニスが小さい方はスチールケイジをオススメします。スチールケイジは3つの中で一番コンパクトで余分な隙間のない金属製貞操具です。ペニスが中程度以上の方はジェイルハウス、BON-4 のどちらでもよいでしょう。
ただし BON-4 の方が付属リングが4つ付いており、かつ Oリングとペニスケージを連結するピンを工夫して隙間を調整できるので実用的です。また、ペニスが大きくてもタイトに装着したい方はスチールケイジを選んでもよいでしょう。
選んではいけない6つの貞操帯
貞操帯や貞操具の中には見た目の派手さやエロさを追求するあまり実用に耐えないものや、初心者には長期装着が困難なものがありますが、はじめて貞操帯を選ぶ方にはなかなか見分けがつかないものです。
実用的出ない貞操帯や貞操具を見分けるためのポイントをいくつか紹介しましょう。
1. 採寸していない貞操帯
貞操帯はウェストベルトを備えた非常にしっかりした作りをしており、サイズの調整ができないものがほとんどです。
本格的な貞操帯を採寸もせずに購入するのは観賞目的以外に使い道がありませんし、仮にサイズのバリエーションや調整する機構が備わっていたとしても、貞操帯の採寸とはそんな簡単なものではありません。
貞操帯は必ず専門メーカーで採寸されたものを購入してください。また、ヤフオクなどで中古の貞操帯が出品されていることがありますが、装着目的であれば同じ理由で購入は控えた方が賢明です(特に男性用)。
2. Amazon などの激安商品
貞操帯を購入する際に注意したいのは、最近 Amazon や中国系サイトで多く出回るようになった中華製の偽物です。
商品レビューをみれば一目瞭然なものが多いですが、デザインを似せただけで貞操帯としての機能が不十分だったり粗雑な作りで簡単に壊れてしまったりと、意味を成しません。
デリケートな性器に装着するものですから、ここで紹介するような正規の製品を購入するようにしましょう。
3. 尿道プラグ・アナルプラグ付き貞操具
貞操具の中には装着時に尿道プラグがペニスに挿入された状態で施錠することでペニスを抜き取れなくするデザインのものがあります。このような貞操具は上級者向きであり、初心者がいきなり手を出してはいけません。
尿道プラグは金属製のものとシリコン製のものがありますが、金属製は勃起時に尿道をえぐられるように動いたり尿道内の特定の部分を刺激し続けることで出血を伴うことがあります(出血すると排尿時に激痛を伴います)。
さらに股間を殴打した場合には尿道プラグの先端が体内に強く当たって非常に危険です。
またシリコン製のものは医療用カテーテルの例でも分かる通り、体内にこのようなチューブを入れたまま長期間生活するのは不衛生です。
次にアナルプラグをアヌスに挿入するタイプの貞操帯は日常生活に困難を伴います。排便時はプラグを抜いて排便後にまた戻さなければなりません(貞操帯を装着したまま抜けます)。
さらに運動や歩行においても常に肛門内を刺激され続けるため初心者の方には違和感が強いでしょう。このようなアナルプラグ付き貞操具も貞操帯を十分理解してから購入するようにしましょう。
尿道プラグ付き貞操具やアナルプラグ付き貞操具は初心者には非常に厳しいものになりますが、これを使いこなせる上級者であればセキュリティの高い貞操具として使える可能性があります。
このような貞操具は将来の楽しみに取っておきましょう。
4. サイズ調整できない貞操具
貞操具は手軽さが命です。既に自分に最適なリングサイズが分かっている方ならともかく、貞操帯をはじめて購入する方がこのサイズを事前に知ることは非常に困難です。
例えば、Oリングのサイズはペニスの根元を紐などでしっかりと締めた状態で指が数本入る程度の余裕を持たせるなどの簡易的な測定方法がありますが、ペニスは日常生活の中で大きさが変化するもので、その変化の度合いは人により大きく異なります。
そのため通常時は問題なくても長期装着しているうちに苦しくなったり、朝勃ち時に激しく締め付けられたりすることがあり、すこし大きめのサイズを選択した方が良い場合もあります。
はじめての貞操具は必ずサイズ調整ができるものを選択しましょう。
5. Oリングとペニスチューブが広く空いている貞操具
貞操帯や貞操具は装着者に射精や自慰行為をさせないことが目的であり、単なるファッションアイテムではありません。ですから簡単にペニスを貞操具から引き抜けてしまうようなデザインの貞操具は、貞操帯としての意味がありません。
具体的には Oリングからペニスケージまでの間隔がどれほど空いているかをみてみましょう。写真の貞操具は下端がかなり空いていることがお分かりになると思います。
このような貞操具を装着されても、装着者はいつでもケージの下端からペニスを引き抜いて自慰し、終わったらまた元に戻してしまうことができます。これでは貞操具として役に立ちません。
どのような貞操具も人によっては抜き取りの可能性があり、このページでオススメしている貞操具が必ずしも大丈夫なわけではありませんが、その可能性が低い貞操具を選ぶことは重要でしょう。
ただしペニスのサイズが大きな人はこのような貞操具も最適になる可能性があります。
6. レザーやラバーを併用した貞操具
装着感を楽にしたり見た目の楽しさを誘ったりするため、ラバーやレザーを伴った貞操具がいくつかあります。
このような貞操具は残念ながら貞操具の上からペニスを握ってこすることで簡単に射精に至れてしまいます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
貞操帯にはウェストを含めて股間全体を覆う「貞操帯」とペニスにのみ装着する「貞操具」があり、貞操国も金属製やプラスチック製など多種多様な製品があることがお分かり頂けたと思います。
貞操帯は金額的にも高価な調教デバイスです。よい貞操帯を見分けるコツを掴んで無駄な失敗をしないようにしましょう。
次回はペニスピアスを用いた貞操具についてお話ししましょう。