口枷・ギャグは対象者の口を封じてものを言えなくするだけでなく、口を開けたままに固定して口への異物の挿入を拒絶できないようにしたり、ブレスコントロールの一環として使われたりもします。
通常私たちは、口の中で生成される唾液を自然に飲んで生活していますが、ギャグを嵌められるとこれを上手く行うことができなくなります。装着者は唾液を口から漏らすのは恥ずかしいと思い、なんとか唾液を上手く処理しようとしますが、結局口から唾液を漏らしてみっともない姿を晒すことになります。
口枷は調教デバイスの中でもひときわ被虐感を強調させるデバイスで、主人との身分の違いを認識させるのに有効なデバイスです。口枷を有効に活用してパートナーとの確固たる主従関係を構築しましょう。
口枷は英語で “gag” と言います。”gag” や “ball gag” 等の単語を SM/BDSM 用語と組み合わせるとたくさんの検索結果が出るでしょう。
お手軽なベルトタイプのボールギャグ
一番簡易的な口枷は、口の中に挿入するボールが中央に配置されたベルトタイプのものでしょう。ベルト締める部分を南京錠で施錠できるタイプもあります。このタイプは装着者の口を封じて声を出せなくしたり、呼吸をやや苦しくしたりすることが目的です。
これを装着された対象者ははっきりとものを喋ることができなくなり、モゴモゴと声にもならない声を出すようになります。また自発的に鼻で呼吸するようになります。
このタイプのギャグはしっかり締めないと装着者が舌を使って外せてしまうことがありますから注意が必要です。
バルーンタイプのギャグ
より声を出させないように調教したいなら、バルーンタイプのギャグを装着させると良いでしょう。バルーンを膨らませることで口の中が圧迫され声が出せなくなると同時に口で呼吸をすることは不可能になります。
英語では “inflatable” がキーワードになりますから探してみてください。
このタイプのギャグは口の中をかなり圧迫する形になるため、慣れていない装着者によっては吐き気を催すことがあります。これは慣れないうちは仕方ないのですが、非常に辛いものですので調教の際には装着者の様子を注意してみるようにしましょう。
強制的に口を開けさせる開口ギャグ
口の中を閉鎖するのではなく逆に開けさせるギャグもあります。画像のように少し内部に食い込むように配置されたギャグが口の中に嵌まって口を閉じたり噛んだりすることができなくなります。
これを嵌められた装着者は口へ何を入れられても拒むことはできません。ギャグの穴はちょうどペニスが挿入できる大きさになっていることが通常です。そこから先はご想像にお任せしましょう。
金属製のギャグの場合は柔らかい口の中に金属が当たってその場所がやや腫れたようになることがあります。その場合は締め付けの強度やフィッティングを調整するなどして最適な装着感が得られるように工夫してください。
ヘッドギアタイプのギャグ
さらに確実に口枷を固定したいならヘッドギアタイプのギャグがオススメです。このタイプは頭全体を使ってギャグを固定しますから、しっかりとベルトを締めれば装着者がギャグを外すことは不可能です。
ヘッドギアタイプももちろん施錠可能なものがあり、施錠されてしまえばもう装着者がギャグを外す手段はありません。外してもらえるまでずっとヨダレを垂らして呻き続けることになります。
ヘッドギアタイプでは口の部分に栓(plug)が設けられたものがあり、ヘッドギアを装着させたまま口のみ自由にしてやることができます。もちろん自由を与えるために栓を外すのではなく何かを口に入れさせるために外すのですが、、、
このタイプは装着者が苦しくなったり水が欲しくなったときにすぐに栓を外してやることができるため安全面にも優れていると言えます。
金属製ギャグ
さらに被虐感を煽りたいならオール金属製の口枷も存在しています。見た目が非常に恐ろしく、見せられただけで震えてしまうような重厚感があります。
ただ、金属製はやはりフィッティングが難しく装着者にピッタリ装着させることができません。このためギャグに限って言えば金属製はあまりその役目を果たさないと言えるでしょう。あくまでファッションやコレクション目的として利用するべきではないでしょうか。
医療用ギャグ
医療用器具はどうしてこんなにエロティックで残虐なのでしょうか。医療器具を SM/BDSM 目的で開発すると極めてエクスタシーを感じるデバイスができあがります。
医療目的ですから装着者へのフィッティングと機能性が確実に保証されています。安全に・ピッタリ装着でき、さらに口を開けさせたら絶対に閉じさせない。優しく・厳しくあなたを拘束し続けます。
口の中はとてもデリケートです。その中に装着するデバイスですから安全面には特に気を遣って楽しみたいものです。少し値は張りますが医療用デバイスは調教デバイスとしてとても最適です。
その他、ユニークな口枷・ギャグ
他にも様々な趣向を持ったギャグが存在しています。ここで紹介するのはほんの一例です。
装着者に強制的に液体を飲ませることを目的にしたタイプ、ギャグから疑似ペニスやフックなどが飛び出し、装着者にファックや掃除などを強制するタイプ、連結タイプなど様々です。他にも色々なギャグがあると思いますから探してみてくださいね。
口枷・ギャグの衛生管理は確実に
口内は非常にデリケートであり感染症などにかかりやすい部位でもあります。ギャグを口に挿入する際は、口内に触れる部品を煮沸消毒するなど衛生面に留意するようにしましょう。
また、ギャグを消毒することなく自分や他の相手に装着させたりしてはいけません。楽しく、長く調教を楽しみたいからこそ、安全・衛生面にも気を配ってくださいね。
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